安保闘争時のクサクサ刹那的やさぐれた時代。
共に学生である男女が明確な人生の指針を定められるまま、なし崩し的に付き合い始め、金を得る為に「つつもたせ」を重ね・・・
大島渚イズムらしさが出ていたか正直分からないが、自分の学生時代の気分を重ね合わせることができたが故に目を離せない心境にはさせられ、痛々しい気分を甦らせつつ「悲劇的結末」まで魅入られてしまった。
とはいえ、悲劇を見終えた後のカタルシスが得られるとまではいかず、胸にモヤモヤした疼きが残ったままとなったので、気分はブルーグレイのまんま。
非情で哀しい映画。確かにタイトル通り「青春残酷物語」だったね。苦笑
