自意識を持て余してるタイプの人間にはキツすぎる描写が目白押し。自分を特別な存在だと思いたいし、何か使命を持って生まれてきたと思いたいし、美しいものを見たいし感じたいし美しいところに身をおきたい。っていう欲求を人間は、というか少なくとも私は持ってるから、異星人としての覚醒ってそれどうなの…？妄想なんじゃないの大丈夫…？という目線でずっと見てしまいました。結局のところどうなのか…は分からないけど、見た目にはあまりにも痛々しい。でもなんだろう、それがやたらと美しく見える瞬間が確かにある。橋本愛が円盤を呼ぶシーンとか。そこに救われるような気持ちになるし、宇宙の存在も信じそうになる。何かに必死になる姿って滑稽なら滑稽なほどむしろ美しいものがあるよなあ…
正直難しくてアレだったので、異常にまとまりのない文章になってしまった…けど、美しい人間讃歌だってことだけは分かったよ。橋本愛だいちゅき。
