ジャンフランコ・ロージ
ローマ環状線でもそうだが、相変わらずどこにカメラを置いて、対象者とどんな関係性で撮っているのか全く想像がつかない監督
それでも、イタリア最南東の島の日常と子供の目には映らないもう一つの島の顔をしっかりと切り取る
このシーンでは子供 このシーンでは難破船 このシーンでは街のラジオ このシーンでは学者
島にある顔を対比させるような構成
その中でも日常のどこを切り取るのか、どこにドラマを見つけるのか 難破船をどこから撮り、どちらの人にフォーカスするのか 寄りは少なめの現状をありのまま映し出すかのようなショットが多い印象
秀逸な対比映画