ミチロウ

河内カルメンのミチロウのレビュー・感想・評価

河内カルメン(1966年製作の映画)
3.8
田舎で傷を負った露子は都会の大阪に出る。
その派手な顔立ちと抜群のスタイル故に、様々な人間が近づいてくる。
金に惹かれつつも、大金を積まれてもそれに操られることはない。しかし、情にはめっぽう弱い。
こういった、自由を謳歌し貞操観念は緩いが、情に厚く純情な女というのは昭和の映画や歌によく描かれる。つまりは男が遊ぶのに都合の良い幻想の女性像。
ややもすればじっとりと湿っぽくなりそうな設定を、カラッと楽しく、そしてスタイリッシュに描く鈴木清順は素晴らしい!
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