河内カルメンの作品情報・感想・評価

「河内カルメン」に投稿された感想・評価

美女がお札をばら撒きながら「男なんかみんな死ねばええんじゃ!」と叫びまくる映画なんて好きに決まってるし…!演出が最高なのは明確なんだけどテーマが好きすぎて一晩経っても咀嚼できない。個人的には『㊙︎色情めす市場』を見たときと同じ衝撃を受けた。
冒頭、野川由美子が薔薇をくわえて自転車漕ぐ姿からもう泣ける。
櫻

櫻の感想・評価

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出てくる男みんな揃って最低(芸術家?の高野誠二は良い人)だし、笑って包み込んでしまう露子は一見搾取される女だ。だけれど、あまり気にもとめず次々と転がるように生きる姿は、彼らよりも何枚も上手で強かで賢いのかもしれない。だけど、そんな都合よく無いし、人間そんなに強くなんか無いので所詮は男の作り上げた強かで美しい自分の思い通りになってくれる女性像なんだろうな。
でも、わたしも凡ゆることを一旦享受出来るほどの器が欲しいものだとは思う。
最初は同監督の「けんかえれじい」みたいなマンガ/コミック調のバカバカしくブッとんだ感じと、相変わらずの外人受けしそうな(ジムジャームッシュが特に影響を受けてそうな)逆輸入のモダンな服装と演奏で俗に言うスタイリッシュさに溢れてはいるものの、特にアバンギャルドなカットやカメラワークや編集もなく、構図の素晴らしさと分かりやすくも突拍子もない展開が続くだけで「あー、こういうオシャレ推しな感じかぁ」と思って見てましたが、ホテルの洋室和室の下りから清順ワールドが出始めるものの、ストーリー的には男を取っ替え引っ換えしながら本当の意味での良い男、良い女を丁寧に描いてるだけで「まあ、いいよね、こういうのも」とか思い始めたら、先生の家のお手伝いさんになった所からの「マジかよ」なセットとアバンギャルド過ぎる展開に「こりゃ凄い!」と、なり始め、最後の展開云々には
「スゲェーーーッツ!!!」
となってしまった一本。

清順らしさもさることながら、このストーリーの展開の仕方をこの尺で収める辺りも凄い!

ただ、ラストのオチに関しては取ってつけた様なものになってしまい、監督自身も「もうちょっと続けてもいいけど、、この辺かなぁ」的な取っ付け感で非常に残念。。

それでも十分に凄いです!!
傑作と言われるのも納得!!
キよ4

キよ4の感想・評価

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女の出世街道を驀進する日本版カルメンつゆちゃんの物語
佐野浅夫のおっさんには泣ける
山伏姿の不動のおっさんは不気味
川地民夫は最後までいい人だった
鏡の使い方 くるくる回る鏡
モデルの先生の家の断面図みたいな舞台装置みたいな間取り
効果音の面白さ
金貸斉藤の別荘のシーン 部屋の照明が落ちていく演出 扉を開けると突然の強力ライト群の眩しさ
声にエコーかけまくり
連続静止画
逆回転
モノクロ映画
野川由美子の美しさにウットリ
悲惨な出来事も湿っぽくなく、カラッと描いて、ハイテンポなノリでポンポン流されていく。カメラワークといい、編集といい、舞台装置も、斜め上をいっていて非常に愉快だ。何より、なんでも飄々と飛び越えていくつゆちゃんの可愛らしさといったら、たまんないね。
小林

小林の感想・評価

3.8
これはちょっとショッキングな内容だった
ちょっと若い頃の水戸黄門がただただ気持ち悪かった...
あんな性犯罪の塊に同情しちゃうくらいの肝の座った?主人公露子の生き様を見せつける映画
どいつもこいつも、野郎どもがなぁ...笑
清順監督らしい編集がところどころあったけど、悲愁物語と同様に、普通のドラマではあまり演出も生き生きしてこない感じもある
古池

古池の感想・評価

4.0
凄いなー。最初、ギャグっぽいノリで来て、急にえげつない展開で、びっくり。
くだらない男と同棲するはめになったりするんですけど、例のシーンは少々、良いです。おっちゃん……ただのだらしない男じゃなかったんだね?つゆちゃんは、美人で気の強い、いい女なんですけど受難っぷりが凄い~。
美人だからって幸せになれる訳でも、ないんですよね……。
つゆちゃん。それで、良いんかい?情が深いのも、考えものです。
金持ちの商売ってのも阿漕な手を使うんですねぇ。
つゆちゃん、とにかく美人さんなんですけどね。
終わり方、すごい!
いやぁ、恋愛したくなくなりますよ 笑
リカ

リカの感想・評価

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すごい、スピード感があって見やすいしカットもお洒落。前衛的な作品。
60年代の日本もこんな世界があったのかぁ
苦境にもめげず生きる露子。誠ニはいい人でカッコよかった。
ほんとに野川由美子さん美しかったな〜
鈴木清順監督の作品他も気になるかも!
DKeita

DKeitaの感想・評価

4.0
一番最初の花くわえたヒロインの時点で、すんばらしいほど引き込まれる。

夏目漱石の「我輩は猫である、名前はまだない」って始まり方と同じぐらい引き込まれた。

そっからは画が物語を引っ張っていく。
最終盤のジジイの死に方も最高すぎる。

画ばっかりってわけじゃなくて、緻密なまでの画の繋ぎ方と、音が素晴らしい。

こんなに素晴らしい映画を作ってるっていうのに黒澤明ばっかり有名なん何でや泣
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