ゆき

しあわせな人生の選択のゆきのレビュー・感想・評価

しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)
3.9
生命の見据え方

病気と闘う。リミットがわかるほど恐怖は強い。
命の時間稼ぎってなんなんだろう。
1年自分の残された時間と向かい合った男に、たった数日考えた人間は何も言えないだろう。
凄く、物凄く静かな作品。静かに生命を感じる。
ただ、言葉・目線のひとつひとつに感情が動かされっぱなし。
愛犬トルーマンの名演もあり、大人の男の友情と絆にずっと感化される。
「飼い主が死んだら犬も喪失感を覚えるのか?」彼の相棒が振り返る姿が頭から離れない。

***
スペインとカナダでそれぞれの人生を送る二人の男。闘病の末、治療を止める決断をした友人のために、一緒に過ごした4日間を紡ぐ。
ゆき

ゆき