「見えるのは、殺意だけ。」というキャッチコピーが見事すぎる。死んだはずの夫の殺意だけが、ありありと見えてくる。しかも「サプラ~イズ」という不気味さなジョークを交えながら。ワッとビックリする場面はあまり無いけど、常に精神的な恐怖がつきまとう。
古典的な話を、フェミニズムなどを取り入れながら上手いことアップデートしていて、面白いだけに留まらないのも現代的で良い。
何と言っても主演のエリザベス・モス。彼女の演技が素晴らしい。恐怖、驚愕、悲嘆、そして憤怒。顔の演技が上手すぎ。まじヴィジュアルだけでキャスティングしちゃいかんなと思った。