ドラッグに溺れた青年たちを通して1990年代のポップカルチャーを描いた「トレインスポッティング」の20年ぶりの続編。
前作同様にダニー・ボイルが監督を務め、ユアン・マクレガーが主演、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライルらが共演、新たにアンジェラ・ネディヤルコーバがヒロインを演じる。
46歳になったマーク・レントン（ユアン・マクレガー）は、かつて若きころヘロイン仲間とともにドラッグ売買により手に入れた大金を持ち逃げしていたが、20年ぶりにオランダから故郷のスコットランドに戻ってくる。かつてのジャンキー仲間は相変わらずの負け組生活をしていた。家族に愛想を尽かされて自殺しようとしていたスパッド（ユエン・ブレムナー）や、恐喝しながら開店休業状態のパブを経営するシック・ボーイ（ジョニー・リー・ミラー）、刑務所を脱獄したベグビー（ロバート・カーライル）。
マークは彼らと再会するも金を持ち逃げしたわだかまりもあり、特にベグビーには命を狙われてしまう.....
前作の4人のメインキャストがそのまま演じており、青年だった彼らの20年後のイカレタ大人を描いた作品なので、前作を観てからの方が理解が深まります。
青春時代をヘロインと窃盗で過ごしたジャンキー仲間たちは、それぞれ20年の間には人生の分岐点もあっただろうに、当時の状態から踏み出すこともなく、大人になってもクズのような生活を送っていた。
そんな彼らを洒落た映像とポップなカット割りで描いている作品です。
「初めにチャンスがある そして裏切りがある」
2023.4 BS-TBSで鑑賞（土曜映画デラックス・吹替）
2019.5 初回鑑賞
