インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのＴ３Ｋ３のネタバレレビュー・内容・結末

IMAX／2D／字幕


映画史に残る伝説的キャラクターの最後の姿、そして高らかに鳴る「レイダース・マーチ」。これらをスクリーンで体験できただけで十分なんじゃないですかね。

という言い方をしたのも、映画の八号目くらいまでめちゃくちゃつまんなかったからです。AIに『インディ・ジョーンズ』シリーズだけを学習させて吐き出させたような過去作下位互換シーンが続くので、何をどう面白がればいいのか分からなかった。

まあこれは受け手が"映画に求めているもの"の違いが大きいと思う。僕は基本的に「こんなの見たことない！」を欲しているので、「いつもの」が食べたい人は楽しめたんじゃないかなと。

なので個人的に楽しかったのはマッツがダイヤルを使ったとこから！終盤も終盤！妻と息子を失って自暴自棄のインディが追い求め憧れていた"歴史"そのものになろうとする老いた姿は、様々な感情が入り混じって泣きそうになった。そして、待つ人の元で腰を落ち着ける着地もシリーズ最終作として納得。

…それにしても、長い上映時間の大半を退屈に感じてしまったのはキツかったな。共に冒険をする新キャラ2人も最後まで魅力を感じられず。エンドクレジットで堂々と映し出される「HARRISON FORD」の文字がいちばんグッときたかもだ。