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インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのQIのレビュー・感想・評価

4.2
“自分の居場所はどこに?”

一作目から全作品リアルタイムで劇場鑑賞、TVドラマも楽しみに観てきた思い入れのあるこのシリーズ

2016年の制作発表から今までの間には、スピルバーグの監督離脱やインディをハリソン・フォードではなく、クリス・プラットが演じるという噂が流れたりと、テンションが下がることも多々ありました

ただ、監督がジェームズ・マンゴールドに決まったと聞いたときに思ったことが…

『ローガン』や『FvsF』で絶頂期を過ぎた男たちの生き方を描いてきた彼

今回もおそらくその路線で行くはずで、過去作とは別物になるんじゃないかと🤔

そして予想通り、本作は純粋な冒険活劇ではなく、インディアナ・ジョーンズという男が、どんな思いでどんな人生を送ってきたかを、「時間」というテーマで描き明らかにした作品でした

もちろんこれまでこのシリーズを楽しんできたものとしてはハラハラドキドキの冒険活劇を期待したくなるのは当然ですが、70歳のインディと80歳のハリソンにそれを求めるのは所詮無理な話

なのでディエイジングで時代を遡って見せたり、過去作オマージュを次から次へと繰り出して、当時のワクワク感を思い出させるような演出になったのは致し方ないかと思います

そこにまんまとハマってしまったのが自分😅

さらにこのシリーズ、というよりもハリソン・フォードという役者が費やしてきた40年以上という時間と自分の過ごしてきた時間とがリンクして万感の思い

そんな思いもあって、あのラストシーケンスの流れとオチは至極納得かつ感動😂

そしてそこに拍車をかけるのがジョン・ウィリアムズの音楽♫

あのテーマ曲をちらつかされるだけでもうトリハダw

そしてエンドロールでの過去作を含めたメドレーで完全にノックアウト状態

ハリソンインディの幕引きをしかとこの胸に刻みながら、お祭り映画としてとても楽しませていただきました!

p.s.
本作はあくまでもハリソンインディのラストでシリーズラストとディズニーは言っていない
苦労してこのビッグコンテンツの制作権をパラマウントからゲットしたディズニーは虎視眈々と次の企画を狙っているハズ
SWの二の舞いにだけはしないでください🙏

p.s.2
本シリーズは引退したけどMCUへの参戦が決まったハリソン・フォード
もうそろそろ楽させてあげてよと思いつつチョット楽しみ😁
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