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インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのmiumiuのレビュー・感想・評価

4.4
公開初日に字幕版で鑑賞。翌日に吹替版も鑑賞。
インディ・ジョーンズの最新作かつハリソン・フォード主演のシリーズ最終作。
悪役を演じるのがマッツ・ミケルセンということで、ファンとしては楽しみにしていた。
インディの友人の娘ヘレナ役フィービー・ウォーラー=ブリッジももともと好き。
ハチャメチャなアクション満載でめちゃくちゃ面白かったーーー!!

紀元前のシチリアで数学者アルキメデスが作ったとされる、謎の力を秘めたダイヤルをめぐる争奪戦。
インディが敗戦期のナチスドイツとバトルする序盤、大学を退職する60年代終わり頃… と、現代とは違う時間軸がノスタルジーを誘う。
そしてオープニングシークエンス、映像の粗さもハチャメチャアクションもやりすぎ爆撃もまさにインディ・ジョーンズで、めちゃくちゃ笑った!!🤣
(若返り映像、初見は違和感があったけれど、2回目鑑賞時はすでに慣れていた)
みんな鉄道の上でバトルしすぎ。列車の上でドンパチするの、007とミッション・インポッシブルとバック・トゥ・ザ・フューチャーぐらいにしてほしいw
今作のヴィランのフォラー博士、話が進めば進むほど身体能力の低い理系研究者オタクヴィランだということが露呈するし、列車の外壁によじ登ってバトルしようとしちゃダメです笑

今作、実生活でのインディの切ない現実からスタートするものの、逆に中途半端なロマンスがなくて好印象。
親友の娘ヘレナとの仲が、もともと知り合いでありつつ、冒険の中で自然と育まれていくのがいい。ヘレナの相棒テディが恋愛要素のない年齢差バディなのも好き。
そして悪役サイドは基本的に男性ばかりでインディを誘惑する要素ゼロ。加えてマッツが悪役なのに可愛すぎて笑っちゃった。

今回のキーアイテムでもある秘宝のダイヤル、公開前に「たぶんこんな力があるんだろうな…」と予測した内容がバッチリ的中してしまって、新鮮さゼロかつ後半の内容が読めてしまったんだけど😅
それでも陸・海・空から地下鉄まで行き来するやりすぎハチャメチャアクションに笑ったから結果オーライ。
インディが馬に乗る場面は「アメリカの街を馬で闊歩する老インディが見たい!!」な製作陣の願望がダダ漏れかつ「そりゃ無いわ!!」な展開の連続でハラハラしつつ笑った。

批判的な意見があるとしたら、秘宝をめぐるトンデモ展開に関してかな?
『〜クリスタル・スカルの王国』を観た後だとむしろ何が起きても不思議ではないと思えるw
考古学モノのロマンが詰まっていて私は好きだな。
そして、先は読めつつ、最後にインディが迎える結末には納得。泣いた。
映画館で上映しているうちにまた行きたいな。
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