KenzOasis

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのKenzOasisのレビュー・感想・評価

3.5
いきなり若き日のハリソン・フォードの躍動に会えたかと思いきや、夢から覚めたように始まる、「老いさらばえた」とでも言うべきインディの“マジカルミステリーツアー”映画。

宇宙に浮かれる隣で戦争への反対も激化する1969年。過去に囚われ続けてきたインディ・ジョーンズの最後の冒険は、再びナチスとの対峙。

過去作のオマージュなどを織り交ぜつつ、今のインディとしてたどり着ける場所に挑戦した作りは、「ドクター・スリープ」に少し似ている。

流れまくって今に至ったものの、もともと5作作られるはずだった約束を果たす一本になった本作。物語そのものも「過去の約束」を果たすものになっていた。

「ロンギヌスの槍」だとか「アンティキティラ島の機械」などのオーパーツを使ってがっちりロマン心をくすぐってくるのはやっぱり楽しいし、それを彩るジョン・ウィリアムズの音楽も相変わらずワクワクするね。
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