このレビューはネタバレを含みます
タイムスリップとか…するんだね!インディージョーンズで。
1930年代に行きたかったのに紀元前にダイブしてしまうユルゲン・フォラー(マッツ)のドジっ子ぶりにもはや笑うしかなかったし、インディーが生アルキメデスに会えて感激して(銃創や疲労もあって)もうここで死ぬ…とか言い始めて、ヘレナにぶん殴られて気絶することによる、ストーリーの大胆なカットとかは面白かったです。
インディージョーンズあんまりちゃんと観てないけど、インディーだって今までに味方が駄々こねて困った時に殴って気絶させるくらいはしてきてそうだもんね。そういう報いってあるかもしれないしね。
戦時中の若いインディー(再現)を映したあとで、81歳のハリソンが演じる寝起きのインディーの肉体の、なんと81歳らしいことか、そこにまず少しぎょっとしてしまう。でも、冒険を終えてマリオンのところに戻ってきたときの傷ついたインディーの肉体は、むしろ冒頭よりも若返って見えるのが不思議です。そういうところに冒険活劇映画の不思議な力みたいなものを感じた。
ユルゲンのキャラクターは面白いと思ったけど、ヘレナやテディのキャラ付けはちょっととっ散らかってた印象。金にがめついキャラだったけど人情に目覚める…的なことをやるには、インディーとの繋がりはあんまり強くなかったような。
でもディオニュソスの耳で庇ってくれた人を見殺しにするのは、流石に二人とも寝覚めが悪いよって、ただそれだけかな。。
最後のマリオンとのロマンスシーンは結構好きでした。ちいこいベランダに干されてるあの帽子にフォーカスする終わり方とか、シリーズものの終わり(おそらく)のカットの見せ方として、ああ良いなって思いました。