NORIDAR

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグのNORIDARのレビュー・感想・評価

3.7
昔はヒーロー映画が苦手でその理由の一つとして根っからの善人が受け入れられず、人間味を感じられないのが好きじゃなかった。
最近はアベンジャーズの影響で(正確にはGOTG)沢山見るようになったがやっぱり影あるダークヒーローの方が魅力があって好き。

今作はダークマンを感じさせる暗さと物悲しさがあってとってもクール!

物語を少しずつ積み上げて終盤にヒーローとしての心を手に入れるのでよりグッとくる。

敵役のダメ人間ぷりも笑えて、ラストは清々しい!(?笑)

全体のストーリーは割と単純だが、説明的なシーンは少なく絵やちょっとした会話で状況を伝えるのでその辺も凄くスマート。

遊園地やバンクシーぽいイラストなどいちいちオシャレでなんとも憎い!

何気にこの作品、1番の魅力は銃器を使う暴力描写がめちゃめちゃカッコいい。特に中盤の駐車場でのバイオレンスシーンはタランティーノぽく渇いた感じでさらに笑えるものになっていて凄く良かった。
あそこだけでももう一度見たい…。


監督の次回作も大いに期待!!!
NORIDAR

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