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ローマ法王になる日までのko1のレビュー・感想・評価

ローマ法王になる日まで(2015年製作の映画)
4.0
個人的なことであるが、スペイン語を勉強する中で、現ローマ法皇のスピーチを聞いたことがある。やはり聖職者だからこその気品のある演説であった。しかしこの映画を鑑賞したあとでは、その奥底には、自由や平等への熱い情熱が秘められていたのだと気づいた。

軍部の独裁下でおこなわれた拷問シーンは思わず目を背けてしまうほど残酷で痛々しい。そして、若かりし頃の法皇も表立って体制を非難するような聖人君子として描かれている訳ではない。
だからこそ、キリスト教徒ではない人にも伝わるものがあると思う。
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