このレビューはネタバレを含みます
わざわざ飛行機から落とすとか感覚どうなってるの？★★★★★
当時の歴史を知りたくなる★★★★★
元ローマ法王の伝記ダイジェスト版という感じ。
個人の長い歴史と政局、宗教、個人に配慮したのか、何となくボヤッとしたストーリーのように感じた。
ホルヘが結局何をなしたのか、なさなかったのはよくわからないけれど、あの時代を管区長として生きなければいけなかったのは本当に辛いことだったろう。
アルゼンチンタンゴの物悲しい旋律がとてもよく似合う映画ではありました。
しかし、音楽流すと拷問の時間というのは万国共通なのか…
なんという冒涜…
って、米仏流の拷問方法なのね…
汚い戦争を核にして調べてみると、彼の為人はどうであれ、十分に政治的思惑が働いたのであろうとは思われる。
参考までにこういう記事も。
https://www.christiantoday.co.jp/articles/22594/20161116/church-argentina-dirty-war-vatican-to-open-files.htm
ただ、法王になったのちに行われてきたことが、彼なりにやりたいことであったのなら、それは評価できると思います。
戦時下で華々しく評価されることが、かえって被害を拡大することもあるので、何がよかったのかは、彼の中で永遠に問われることなのでしょう。
