1年前、誰もが羨む幸せなエリートサラリーマン一家を襲った惨殺事件。週刊誌記者の田中は一家をよく知る関係者から話を聞くうちに、彼らの本当の姿が明らかになっていく。そして田中自身も、娘を虐待し逮捕された妹を巡る問題を抱えていた。
成功した理想的な夫婦にある、(もしかしたら悪気はないまでも)自分のために他人を利用する浅ましさや残酷さ、そしてそれを話す人々にも見え隠れする「自分は分かっている」という驕りや相手より優位に立っているという虚栄、根強く残る内部生と一般受験組の溝…様々な「愚行」が記録されていくが、「愚行」はそれだけではなかった…！
学生時代に本で読んだ作品。ミステリーの中に何となく共感できる部分があるなと思ったら原作者と同じ大学で、妙に納得した記憶。
叙述トリックど真ん中！の作品だった記憶なので、映像でどう再現するんだ？と気になって視聴。色んな伏線があり面白かったたけど、小説を読んだときの衝撃は超えられなかったかも。
