一年前、閑静な住宅街で起きた一家惨殺事件。その事件を改めて取材する事になった雑誌記者の田中は被害者を知る人物と出会うことで被害者の裏の姿や事件の真実を目の当たりにする。
愚行録
重いですね。
とある事件の真相を探る内に真実が見える作品って凄くワクワクしますよね。
人間の汚い部分だとかが浮き彫りになる感じがゾワゾワしてきます。
OPのバスのシーンだけで、凄く高まるものがあります。
どのキャストも素晴らしいのですが、特に満島ひかりさんのヤバそうな人役は圧巻。
黒柳徹子さんとか、現在放送されてるカルテットでの演じっぷりも魅了されてしまいます。
と、ここまでは良いのですが被害者のふたりの人柄が語られる場面がイマイチ漠然としててるのが難点。
話もアッチコッチと脱線してる感じがして体感時間が長すぎる。
正直、同僚の話とか元カレの話とかどうでもいいと感じてしまう感じが何とも。
全てが愚行な人物なので物語としてはアリなのだと思うのが、ラストに向かって遠回りしてる感が否めない。もうちょっとテンポ感が欲しい。
真相の部分も納得出来るような出来ないような……。
私個人としては白ゆき姫殺人事件の菜々緒さんの役の方がビシッと決めてくれる感じがします(こちらも途中遠回りしますがね)。
あくまで、個人的な意見なので
愚行な人物に焦点を当てるのか、事件の真相に焦点を当てるかで感じる思いに違いが出そうですね。
私は後者だったのでう～ん？でして
