あきしげ

ダーク・エンジェル 闇を支配した男のあきしげのレビュー・感想・評価

1.5
実際の現役警察官が監修する。
地下社会に存在する無法地帯。
ダニー・トレホが君臨します。

300以上の作品に出演。
それがダニー・トレホだ。
ほとんどがB級映画だが。

本作はその中で低予算のB級映画。
デカデカとダニー・トレホを宣伝。
彼以外の出演者がパッとしません。

珍しくダニー・トレホが最後までいる。
いつもは途中退場か最後だけ出てくる。
本作はちゃんと最初から最後までいる。

しかも、タイトルまで担ぎます。
邦題であるけど彼が主人公です。
そう言いたくなるけど違います。

ダニー・トレホは地下社会のリーダー。
その名はエンジェルで彼がルールです。
エンジェルの武力は部下の数で決まる。
つまり、実際にタイマンなどしません。
あくまで部下たちが代わりにやります。
もう抵抗する事がない相手をボコボコ。
それこそ地下社会の絶対的なリーダー。
自分の手は汚さず部下に全部任せます。

そんな地下社会を揺るがす映像作家。
ドキュメンタリーを撮るチェルシー。
危ないところだがタンクトップです。
武器など持っているワケありません。
だから捕まっても仕方ないはずです。
その覚悟で地下社会に来ているはず。
それなのに捕まったら命乞いをする。
典型的なバカ記者と言えるヒロイン。

地下に元警察官のジェイクがいる。
妻を亡くしたショックでニートに。
すべてがイヤになって地下に来た。
一応ちょっとだけ正義の心が残る。
平穏に暮らすセントラルの警備員。
地下警備員としてジェイクは働く。
解決は話し合いじゃなく暴力です。
そう、エンジェルと変わりません。

基本的に地下が舞台です。
だからずっと薄暗い状態。
何が起きているのか不明。
暗闇を効果的に使えない。
アクションは地味である。

頼みの綱はダニー・トレホだけ。
それ以外は誰でもいい感じです。
なぜなら暗い地下が舞台だから。
ダニー・トレホの顔は強烈です。
彼だけ特別扱いになるのは当然。

でも、エンジェルって実際は弱い。
そう邪推してしまうほど闘わない。
いつアクションをしていくれのか。
それは絶対期待しちゃいけません。
最後まで出ているだけで充分です。

RE-250
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