実際の現役警察官が監修する。
地下社会に存在する無法地帯。
ダニー・トレホが君臨します。
300以上の作品に出演。
それがダニー・トレホだ。
ほとんどがB級映画だが。
本作はその中で低予算のB級映画。
デカデカとダニー・トレホを宣伝。
彼以外の出演者がパッとしません。
珍しくダニー・トレホが最後までいる。
いつもは途中退場か最後だけ出てくる。
本作はちゃんと最初から最後までいる。
しかも、タイトルまで担ぎます。
邦題であるけど彼が主人公です。
そう言いたくなるけど違います。
ダニー・トレホは地下社会のリーダー。
その名はエンジェルで彼がルールです。
エンジェルの武力は部下の数で決まる。
つまり、実際にタイマンなどしません。
あくまで部下たちが代わりにやります。
もう抵抗する事がない相手をボコボコ。
それこそ地下社会の絶対的なリーダー。
自分の手は汚さず部下に全部任せます。
そんな地下社会を揺るがす映像作家。
ドキュメンタリーを撮るチェルシー。
危ないところだがタンクトップです。
武器など持っているワケありません。
だから捕まっても仕方ないはずです。
その覚悟で地下社会に来ているはず。
それなのに捕まったら命乞いをする。
典型的なバカ記者と言えるヒロイン。
地下に元警察官のジェイクがいる。
妻を亡くしたショックでニートに。
すべてがイヤになって地下に来た。
一応ちょっとだけ正義の心が残る。
平穏に暮らすセントラルの警備員。
地下警備員としてジェイクは働く。
解決は話し合いじゃなく暴力です。
そう、エンジェルと変わりません。
基本的に地下が舞台です。
だからずっと薄暗い状態。
何が起きているのか不明。
暗闇を効果的に使えない。
アクションは地味である。
頼みの綱はダニー・トレホだけ。
それ以外は誰でもいい感じです。
なぜなら暗い地下が舞台だから。
ダニー・トレホの顔は強烈です。
彼だけ特別扱いになるのは当然。
でも、エンジェルって実際は弱い。
そう邪推してしまうほど闘わない。
いつアクションをしていくれのか。
それは絶対期待しちゃいけません。
最後まで出ているだけで充分です。
RE-250