うにぐり

ドラゴン・タトゥーの女のうにぐりのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
4.4
ドラゴン・タトゥーの女見てきました🎥

デヴィッド・フィンチャー監督作品はse7enやファイトクラブと自分の中でかなり好きな作品が多かったけどこの作品も自分に刺さる作品だった。

もう本当に構成が上手
2人の主人公をそれぞれの視点で映していき中盤で合流してそこからはバディーものとして展開していき本当に見事な組み立て方をしていた。
その序盤から続くお互いの性格心情を理解した後にあの結末なのも凄く良い。

また、ミステリー映画としてかなり質が高く終始目が離せなかった。2時間半あるけど個人的にはあっという間に終わった印象。
ミステリーはどうしても要素を淡々と紹介していく流れが出来てしまうけれども、この作品は例えば途中で襲われたりカーチェイスしたりとアクション的な要素もあれば、良い意味で性のシーンが挟まっていて(これもミステリーではなく2人の心情を表す点で凄く深い意味になってた)、視聴者を飽きさせない監督の配慮を感じた。

ダニエル・クレイグさん 出演映画見るのはだいぶ前に見た007ぶりだったけど ほんとイケおじだなぁ こんなにもコートとメガネが似合う人はいないよ
あとタイトルでもあるドラゴン・タトゥーの女を演じたルーニー・マーラ 彼女の演じ方で心をだんだん開いてく様子が遠回しに伝わってきて非常に良かった👍🏻

デヴィッド・フィンチャーは今作での裏(裏とも言えないけど)テーマとして女性の性被害、女性蔑視を描いていて、序盤での例のおっさんとダニエル・クレイグ演じるミカエルの対比が上手く描かれていてそこも良い描き方だった。
あと黒で全て染まったオープニング印象的だったな

上記でも言った通りミステリー要素もすごく良かったけどその裏で進んでいく心情の変化はこの映画をより良いものにしてたと思う。
この終わり方自分は凄く好きだった。
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