人間は、誰しもが歪。
過去の出来事によってなのか、そもそもの性質なのか、主人公のその普通じゃない感覚が作品の中心になっています。
設定勝ちですね。
主人公をズレてる人物にすることで、ありがちな事件が起こってもリアクションが通常ではないので、新鮮な展開になっていきます。
さらに周りの人物も普通ではないので、カオスに近い人間模様が描かれている作品です。
でも、それが人間なんでしょうね。
誰にも言えないような衝動を抱えながら生きていて、隠している人もいれば、抑えきれずに表現してしまう人もいる。
もしかしたら現実のほうが、映画なんかよりずっとカオスなのかも知れない。
そんな風に思わせてくれます。