せきね

メアリーの総てのせきねのレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
3.0
絶望の稲妻よ、怪物を起こせ。

フランケンシュタインの作者が女性である理由がよく分かる作品です。

この時代の男性は、ここまで絶望を直視できなかったのかも知れません。
だから理想や希望を語ろうとします。

絶望の中の自分を客観視するためには、それすらも受け入れる強さが必要だと思います。

自分の人生に絶望なんてあるはずないと拒絶するのではなく、むしろ前に進んで表現する。
主人公のその姿に勇気をもらえます。
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