“人生いろいろでエロエロ”。
ヴァーホーヴェンによる現代に蔓延する“安易な共感”を得ようとするハリウッド映画へのアンチテーゼ。
必ずしも共感=映画の面白さには繋がらないということ。
この映画に出てくる人間皆クズで変態。ヴァーホーヴェンって人は人間を何だと思ってるんだろうと感じる描写も多々あり。
双眼鏡で覗き見ながらオナニーするってのは新しいなと思ったし、イザベル・ユペールが着ているクリーム色のセーターを見た犯人が“精液が目立たなくていい”とか言い放ったり笑えるところも多々あってコメディとしても面白い。