子どもの頃の強烈な体験、そして強姦の被害に遭った割に彼女の苦悩が描かれていない。日常生活では何事もなかったかのように過ごすことはあるだろうが、あまりに淡々と過ごし過ぎる。強姦の被害に遭って犯人が分かってからも、強姦魔と遭って性的関係を結ぶのは、DV被害者が被害に遭っても離れることが出来ないケースが多々あるから、不思議ではないのだけど、彼女のようにゲーム制作会社の責任者もやり、普通に社会生活を送っているような自立をした人が強姦を受け入れるというのは違和感が生じる。犯罪を犯す人の気持ちが分かるから、強姦魔を自分の親のように受け入れているのかと思えば、恐らくそうではないし、僕には全く合わなかった映画でした。
