いまこの瞬間も行われている家畜産業。
食品である事を当たり前に思っている動物達に対して、こうも味変させた視点で魅せてくれるポンジュノ監督。
一見悪に描かれる会社サイドを、指さして批判するだけの立場に私はいるんだろうか。
ホランドのやってること、やってきた事って人間が歩んできた歴史そのものであって、ミジャに素直に同情してやれない自分がいた。
オクジャを救い生産工場を立ち去るミジャ。
暗闇の中響き渡る発砲音は、目の前で撃ち殺すシーン以上に残酷に心に突き刺さった。
この結末は、序盤で期待した通りの結果のはずなのに、予想していた意味ではなく、決してハッピーエンドには思えなかった。
だからこそ、エンドロール後のおまけで少し救われました。
パラサイトの兄ちゃんが出てきて「いいキャラしてんなー」ってちょっと楽しくなった笑
あと、プリズナーズでボコられてた子が大健闘していてほっこり。
