seapony3000

未来世紀カミカゼのseapony3000のレビュー・感想・評価

未来世紀カミカゼ(1982年製作の映画)
5.0
根がお洒落なもので、このような作品にはビキビキに反応してしまう。低予算なのだろうが、衣装やセットに一切手を抜いていない。アパートの呼び鈴の汚さすらひどく可愛い。そして根がノワール好きなもので、刑事モノ(探偵モノ)としても意識の高さにビンビンに反応してしまう。刑事の部屋はごちゃついてかっこよくなければならない。かなりふざけたムードなので、そこだけが話題にされてしまいそうだが、さわりをみただけで気合いの入った撮影に心踊る。未来なので(1989年)刑事たちはモニターの付いた通信機を拳銃よろしく肩に装着していて、そのモニターの映像やメインモニターの場面が多くあって興奮する。当然モニターにも反応してしまうわたし。ファスビンダーの相棒はRWF組のギュンター・カウフマン。原作は「マルティンベック刑事」シリーズのペール・ヴァールー、音楽はタンジェリン・ドリーム。完璧すぎる。
seapony3000

seapony3000