このレビューはネタバレを含みます
音楽とダンスを織り交ぜた青春映画。
様々なダンスを踊るのは有名なトップダンサーというのも話題となった。
美男美女起用でビジュアル的には申し分もない。
演奏にしろダンスにしろ、クオリティの高さも凄い。
けど作品としての纏まりを考えると中途半端に思える。
というのも「様々なダンス」等をテーマとした作品は他にも色々とあるけど、主役となる核が軸であることが前提なんだと改めて実感した。
この作品から滲み出るのは自己主張の激しさ。
どれも優れた顕示欲であることに違いはないけど、何でも詰め込めばいいというわけではない。
食べ物に例えるなら、牛肉と豚肉と鶏肉を豪勢にぶちこんだ料理のよう。
贅沢であることに違いはないけど、偏りすぎて満足はできない。
例えたらそんな内容の映画でした。
