GOROTUKI

さとにきたらええやんのGOROTUKIのレビュー・感想・評価

さとにきたらええやん(2016年製作の映画)
4.8

2016年度
GOROデミー賞! (確固たる地位がない賞)
ドキュメンタリー部門!銀獅子賞!

大阪市西成区釜ヶ崎
日雇い労働者の街
この街で38年にわたり活動を続ける
「こどもの里」
この場所では
0歳から20歳までの子供を、
障がいの有無や国籍の区別なく
無料で受け入れる施設がある
この施設
とにかく子供パワーがハンパない!
テンション芸人を野原に解き放った感じ!
そんな里では
同時多発的に事件が起こります!
泣いたり、戯れたり、怒られたり、ケンカしたり、笑ったり!
こんな収集がつかない被写体の
何処にフォーカスを当てるか?
監督のズームは素晴らしい!
館長を務める荘保共子さん
やんちゃな5歳マサキくん
生意気盛りな中学生ジョウくん
おっとり高校生マユミちゃん
この4人から
これからの社会を歩む子供たち
大人たちも安心できる居場所とは何か?
この問いには唸らされました!

そんなこんなで
自身
ラスト嗚咽が止まりませんでしたが
ただ泣かせる映画演出ではなく
地域コミュニティが希薄な日本
不登校だった中学生を筆頭に
「子供夜回り」といって野宿の人に
カップ麺を配り
寒くないですか?と話を聞く
そんな彼らの姿に頭が下がり
釜ヶ崎の土着性から
まだまだ学ぶべき地域社会の在り方があると感じました!必見!
釜ヶ崎が生んだ歌ごころ
SHINGO★西成さんの曲
「諸先輩方からのお言葉」はドンピシャ!
GOROTUKI

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