マンチェスター・バイ・ザ・シーのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

★4.4 全てを失い、町を出ていったリー。兄の死で再び町へ舞い戻ることに。兄が残した遺言状には16歳になる甥のパトリックの後見人にリーを指名する旨が書かれていた。
ただひらすら静かに淡々と物語は進んでいく。
リーの不注意で起きた火事で子ども３人が亡くなったこと。そのせいで妻とも別れ、町を出たこと。彼はその事で人との関わりを絶つようになったこと。
しかしリーの兄は、彼をパトリックの後見人にすることで少しでも人と関わり持ち、心を開く手助けになればと思ったのではないか。
みんなが心に傷を抱えながら、それでも生きていく話。

忘れられないシーンは、リーと元妻のランディが町でたまたま出会い、過去に彼を責めたことを謝罪するシーン。それと、リーがパトリックに「乗り越えられない」と謝罪するシーン。