このレビューはネタバレを含みます
ずっとしんどかったです!淡々と暗く進んでいって、よくあるパターンの作品とは違って、ハッピー要素が少なくて、ずっと悲しかったです。まぁやや甥っ子と距離近くなっていきますが、それでも劇的に何か変わるわけでもなく…。静か。でも現実ってこんな感じだなぁ〜って思いました。映画みたいにハッピーな展開が待ってるわけじゃないよなって。
印象的なセリフが最後の、乗り越えられるわけないってヤツです。うわぁ〜ってなりました。よくあるパターンの作品って、困難を乗り換えいくんですけど、そうじゃない。乗り換えていけないこともあると。なるほどな。でもそれでいいんだって、ポジティブなメッセージに感じました。乗り越えられないなら無理に向き合わなくていいと。みんな苦しいこと抱えて、それでも生きていかなきゃいけないと。元嫁さんも旦那と子供作って乗り越えていってるように見えましたけど、実際はそう振る舞っているだけで、わんわん泣いて苦しそうでした。そりゃそうだよなぁ。みんな苦しいことに蓋をして生きてるんだよなぁと。泣いてる元嫁さんを見てやっと好きになれました(妊娠してるって言ってた時は何やこいつって思ってました)主人公だけが取り残された感覚に陥っていましたけど、大丈夫、ちゃんとみんなしんどいんやなって。
まぁしんどい作品なので、もう一回見るかと言われたらもう一回見たくなるような作品では無かったです(笑)ご興味あれば是非。