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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命のbunrokuのレビュー・感想・評価

3.5
2017年はナチ/ユダヤものの豊作年として記憶されるかもしれない。身近な人がアウシュビッツを旅行したのも2017年だったし、新書でポーランドの歴史を読んだのも2017年だった。そして締めくくりがこれ。本筋からズレるけど、この動物園の経営はどうなっていたんだろう?入園料をとってないようだったし。based on the true storyもんによくあるように現在の動物園の姿が最後に出てくるものと期待したのに肩すかしだったのは何故だろうとか、いらぬ背景を邪推してしまうのだった。夏が去って秋が来るようにナチが去ってソ連が来て、「夜明けの祈り」になるんですよね。いろいろと考えさせられる一年でした。あ、そうそう、コルチャック先生が出てきたのには複雑な気分になりました。どう複雑なのかは上手く言えませんが。
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