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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

第2次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻が300人ものユダヤ人の命を救った実話を、ジェシカ・チャステイン主演で映画化した本作。まず触れたいのはやはり、本作で描かれている物語が"実話"であることにはただただ驚くばかりで、改めてナチス・ドイツの占領政府による"ユダヤ人迫害"について深く考えさせられましたし、その中で自らの危険を顧みず、300人ものユダヤ人の命を救ったヤンとアントニーナ夫妻には感銘を受けました。そして、アントニーナ・ジャビンスカを演じたジェシカ・チャステインの抜群の演技力はとても魅力的で、彼女の演技から目が離せずにいましたし、ヤン・ジャビンスキを演じたヨハン・ヘルデンベルグやイエジクを演じたマイケル・マケルハットン、ウルシュラを演じたシーラ・ハースをはじめとしたキャスト陣もまた目に残るものを強く感じ、キャストに関しては申し分はないかと。内容としても、アントニーナ・ジャビンスカを軸に描かれるドラマには大きく心を揺さぶられましたし、"ワルシャワ蜂起"の様子も映し出されていたりと、個人的には学ぶものが多くあり、観る価値は大いにありました。ただ、少々説明が足りていない印象を受けましたし、ある程度の予備知識は必要かもしれませんね。
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