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アルビノの木のakubiのレビュー・感想・評価

アルビノの木(2016年製作の映画)
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沈黙がそよぐ森のなかで、美しい田舎まちのありそうでなさそうなならわしの話を聴いていた。森の神殺し。雄大な景観と美味な料理と初めから終わりまで纏わりついていた違和感と。彼が唯一持ってかえれるものは、だれにも茶化すことのできない神聖な宿命。

虫の鳴き声なのか草木の囁きか夜の忍ぶ音なのか白鹿の憂いか。そのすべてを孕むような音楽がすばらしかった。石橋英子さん。この作品ともとけあっていてとってもよかった。
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