梅ちゃん

ウォー・ドッグスの梅ちゃんのレビュー・感想・評価

ウォー・ドッグス(2016年製作の映画)
3.3
ジョナ・ヒル、マイルズ・テラー、ブラッドリー・クーパー共演による実話ベースの物語。

アフガニスタン、イラク戦争という近代的且つセンシティブなテーマを『ハングオーバー』シリーズでお馴染みのトッド・フィリップス監督が軽妙なタッチで魅せる。

タイトルのウォードッグとは、戦争に参加すること無く利益のみを得るものを指す造語。主人公となる二人の若者は、国防総省を相手取り、武器購入を仲介。ギリギリの駆け引きで巨額の利益を得て、次々と事業を拡大し、次第に追い込まれてゆく。そして、結局はその場しのぎの対応に終始する彼らが迎える結末とは…。

まぁ、よくやりますよね、と言うのが正直な感想。これが実話ベースというのだから驚きです。今、この瞬間においても、戦争行為で暴利を貪る下らない連中が沢山いるのでしょう。マイルズ・テラーの見せる一般人的バランス感覚が鑑賞中唯一の希望でした。