kyohei

ウインド・リバーのkyoheiのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.0
アマプラで見放題終了間際だったのでようやく視聴。

雪に閉ざされた寒村で発見された氷漬けの死体を巡るサスペンスの良作。

ストーリーの展開の仕方はかなり好み。

最初は視界を覆うほどの猛吹雪なのが展開に応じて閉ざされた雪が溶けていくような演出が良い。

展開の仕方が丁寧でウインドリバーやネイティブアメリカンの立場、背景をパパっと説明してくれるので入り込みやすいのはポイント。
終始荒涼とした雰囲気は雪の中でもカウボーイであることを認識させられる。

起承までは事件のあらましを丁寧に辿っていくが、転でアクセルが急にかかってのめり込んでしまう。そして結でマルっと収まるまとまりのよさはいい塩梅。
事件のあらましがカス過ぎるし結局ヒロインは何も分からないまま傷だらけなのは歯切れが悪いがまぁそこは…

個人的にオープニングとエンドが同じ構図なのが一番得点高い。第三者視点で事件の一部始終を見れるいい所取りをお得な立場を味わえる。
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