真っ白な雪の上に真っ赤な血が流れているポスターが印象的ですが、ネイティブアメリカン保留区で起きた事件をきっかけに、それまでアメリカ社会の中で沈殿していた白人とネイティブアメリカンの間に横たわる歪さや闇の部分が真っ白な白銀世界の中でどす黒く浮き上がってる感じで、閉塞感で息が詰まるような緊張感が凄かったです。
トレーラーハウス内の暴行シーンの流れも生々しく、ジェーン捜査官達との撃ち合いのシーンも激しく壮絶です。
実話をベースにした作品ということですが、歴史の狭間に潜んでいる問題を浮かび上がらせるようなメッセージも感じました。