mizuki

ウインド・リバーのmizukiのネタバレレビュー・内容・結末

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

試写会当たったので見てきました〜!以下感想です!

はい、率直な感想としては個人的にはつまらなかったです笑笑 悪くはないというかところどころ好きだな〜ってところはあったんですが全体的に面白くなかったです。

まず好きな点から言うとオープニングシーン、最高でした!個人的にはとても好きなオープニングシーンでした。夜極寒の地で何者かに追われているのか、少女が裸足で、薄着で逃げていくシーン。カメラは手振れで緊張感を煽るし、意味深な詩がうたわれて、おお、なんだ?どうしたんだ?え?どういう意味?すっごく引き込まれました!
もう一つは最後の犯人がレナーから逃げて途中で果てるシーン。綺麗なシーンでした。あと途中構成的にアクションの一致を利用して時系列をずらすシーンがあるんですけど視覚的におもしろかったです。はい、ここまでが個人的によかったなぁっていうところです!

はい、嫌いなところ!

まずうるさい!銃撃の音、スノーモービル、普通の車、すべてがうるさいです。音響が良いといえばそれまでなんですが、これでこの映画急に驚かせてくるんですよ〜。それが嫌で嫌で。急に爆音でドーン!でこっちはビクッ。とても居心地の悪い107分でした。緊張感という意味では良いのかもしれませんがミリタリーやスパイものではあるまいし〜。ミステリー(サスペンス?)として些細なところ、セリフに伏線を探そう、もしくは探そうとしてミスリードされるのが楽しいのに音が気になっていつくるかいつくるかと身構えて全然集中できませんでした。

あとセリフがなんか説教くさいというか、これは和訳の問題もあるのかもしれませんがレナーさんのセリフがもう全て達観した仙人。レナーさんは達観してるし、最強だしこの映画中心の中でずっと仙人〜!って呼んでました笑笑 彼女は10キロも走った、すごいんだぞ!って最後何回も言うんですがこういうの数値化してセリフで説明されると感じるものがなくなります。へぇそんなに、すげぇーで終わります。 まぁ脚本家が監督してやりそうなミスかなぁと。やっぱ言葉で物語つくるのとそれを視覚的にするというのは違うから映画内でやたら言葉で攻めすぎると観客が視覚的に感じるべき余地を消してしまいますね〜。しかも最後犯人にレナーさんがそういうの説明したあと、「意味不明だよあんた」みたいなこと言われてるのは笑いました笑笑 仙人こんだけ説明してたやんか!笑笑 てかレナーさん何者なんすかねそもそも笑笑 単なるハンターなんですか?一般人なんですか?あんなパンパンふつうに人殺せるもんなんですか?しかもほとんど一撃で殺してましたよねw非現実的かなとw

あとエリザベスオルセン笑笑 なんなんすかこのキャラ、なんの感情移入もできない笑笑 なんかありました?このキャラのバックボーン的なストーリー。最後死にかけますが正直何も感じないし、生きてたんか笑 みたいにしかなりませんでした笑笑

あとあの詩!オープニングの!絶対この映画全体のキーとなる内容やろ!って待ってたんですが、途中レナーさんが娘のやつ〜って言って軽く触れる程度。えぇ〜、なんか意味深やったやん、それうまく使えば感動したって…ってなりました。なんかありますよね文学チックなセリフとか詩を意味深な感じでだしてきて特に効果はないみたいな。それに感じてしまいました。

あと先ほどアクションの一致を利用した構成が面白いと言いましたが、視覚的には面白いのは確かですがそこじゃないと…そのあとにドンパチ始まるんで少し感傷さがオルセンさんが吹っ飛ばされるのと同時に吹っ飛びました笑笑


まぁこの映画通じてインディアンの失踪事件というものの深刻さは事実として知りましたが肌で感じることは個人的にはできませんでした。もう少しなんとかなるような映画だと思いました。
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