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ウインド・リバーのccdfilmsのネタバレレビュー・内容・結末

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

テイラーシェリダンのサスペンス映画。ジェレミーレナー好きな人は必見。
アメリカの辺境を舞台に、女性の遺体発見から始まるストーリー。一つの町の事件ながら、大自然に囲まれた環境や登場人物がほぼ顔なじみなど密室のような閉塞感が出ている事や、派手なアクションもなく人物の距離感・表情で魅せてくれる。主人公にとっては復讐劇に近い内容ではあるが、丁寧に登場人物の掘り下げをしてくれるので、嫌な感じはしない。そのかわり、劇中のセリフにもあるようにすっきりもしない。
ネイティブアメリカンの地位向上や、西洋の文化に慣れ過ぎて昔ながらの風習を知らない、この地では不運はないなど多方向から訴えかけるセリフが多い。テーマはもう少し絞っても良いように思った。
ノンフィクションと言われればそうも見えるが、話を進める上でどうしてもご都合主義で進行してしまうのが残念。
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