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ウインド・リバーのchipのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.0
2年前に映画館で観た時は…
殺人事件の真相を追う
サスペンスとして見ていたけれど。


今日GYAOで、ゆっくりと観てみたら…まるで違う見方をした自分に驚いている。
子を亡くした親の悲しみや、
この広い自然の中で生きる厳しさ…
重いドラマでした。


厳冬のネイティブアメリカンの保留地で起きた殺人事件を捜査に来たFBI捜査官は、軽装の女性新人捜査官ジェーン。手助けをするのは土地を知り尽くしたハンターのコリー。
アベンジャーズのホークアイとスカーレットウィッチですね。


被害者はナタリー。
ネイティブの父は、なんとも言えない無念な様子でした。。
コリーがこの父親に言った言葉
「悲しさを時がいやす、これは違う!痛みに慣れることだ!」
なんて痛烈な言葉なんだ…
と思ったけれど。
彼もまた娘を亡くしていたことを知り…
彼はそうやってなんとか生きてきたのだろう、と思った。
しかも、彼の娘とナタリーは親友だった。。


広大な土地を手がかりをさがして歩くコリーとジェーン。背後に流れる音楽が、緊迫感を増します。
けれど…このまっ白な大地には、むしろ静寂が似合う気がしました。。


後半、
いきなり始まった銃撃戦にびっくり…意外な真相。


氷点下、ものすごい寒さの中、裸足で薄着で…
10Km走って逃げたナタリー!
ジェレミーレナーが絞り出すような声で言った。

「ここには運はない、
ここでは生き残るか諦めるかしかない、
強さと意志が物を言う、
ナタリーは強い子、戦士だった!」


目には目を!!
そんな結末。
すべて終わって
静かに語り合う父親ふたり。
これからもこの土地で生きて行くんだなぁ〜