Kaji

フィッシュマンの涙のKajiのレビュー・感想・評価

フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)
3.6
治験バイトで魚人間になっちゃったマジメで控えめな青年をとりかこむ人間関係や社会の話。主人公が近しい人の主張に揉まれながらもずっと自分の本音を模索してて可愛かったし、金カネ言いつつ魚人間君を心配してる周囲の人々も人間くさくて背伸びが無い描かれ方。
アイロニーの熱量をすごく慎重に調整してある社会批評映画で、映画の世界にもし自分がいたら、どの人になるかなって思いながら観ました。
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