Ayakashd

ソング・オブ・ラホールのAyakashdのレビュー・感想・評価

ソング・オブ・ラホール(2015年製作の映画)
3.8
全身鳥肌。コンサートシーンで号泣。最近号泣しすぎだけどね、いい映画多いんだもん。
パキスタンの音楽家たちの尽きせぬ力強い音楽愛、ウィントン・マルサリスのopen-mindedでプロフェッショナルなミュージシャン魂に撃ち抜かれた。
最高だ、やっぱ音楽って最高だなと。音楽は国境超えるなんて使い古された言い回しをもう一回、極太ペンでなぞり書きしたいくらい。震えた。
ドキュメンタリーとしての完成度も高い、現実に起きるドラマってすごいよね。この兆しをとらえた監督に脱帽。それも故郷を愛する力のなせるわざかしら。「パキスタン人がテロリストではなく音楽家だと知ってほしい」、この局面の世界においてこんなに響く言葉はない。素晴らしかった。
コンサートシーンは言わずもがなだけど、NYの路上ミュージシャンと、カントリーロード合唱するシーンには爪先まで痺れたなぁ。わたしたち日本人にとっても郷愁をそそられるあの歌が、リアルに世界をつなぐんだなと、びりびりきた。
観てよかった。心から薦めたい映画。
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