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エロチック乱歩 屋根裏の散歩者のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

2.6
江戸川乱歩の傑作「屋根裏の散歩者」を、「村の写真集」の三原光尋監督が映画化。舞台を現代に、主人公を女性に置き換えて原作に大胆な解釈を加え、乱歩による猟奇的・耽美的な世界を再現する。
今は亡き画家・郷田三郎を取材するため、彼が生前に暮らしていた東栄館を訪れた編集者の富岡奈緒子(嘉門洋子)。郷田が好きだったという屋根裏に上った彼女は“散歩者”となり、館の住人たちが繰り広げる惨劇を目撃してしまう……。
郷田三郎が起こす完全犯罪というより、原作をヒントに猟奇的な世界を映像化したつもりだが、殺人ピエロが部屋で殺人を犯していたことを知った女性編集者が恐怖を体験してワーワーキャーキャー叫んでるだけの内容。
ピエロや不気味な洋館など道具立てがらしくても、センスがないと大惨事になるという見本のような映画。
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