南北戦争中のアメリカ南部。独りで森に入った少女エイミーが、敵である北軍の負傷兵ジョン・マクバーニー伍長を発見。彼の求めに応じて、フォーンズワース女子学園まで連れ帰る。マーサ校長と5人の乙女たちがフランス語の授業そっちのけで飛び出してくると、ジョンを見て警戒しつつも、キリスト教の慈悲の精神にもとづいて、介抱してやる。その後、南軍の部隊が通りかかるも、マーサ校長らは、ジョンの脚が治るまで匿い、解放することにする。誠実そうで、紳士的で、自由奔放な自然が好きだというジョンに、学園の外の世界を知らない乙女達は浮き足立ち、アクセサリーを引っぱり出して身を飾る。ジョンは、マリーの次に年長で、「先生」の立場にあるエドウィナをやたらと褒め、彼女の女心をくすぐり、警戒心をといて。ゆくジョンの処遇については、女同士での話し合いが慎重に持たれるが、みなジョン擁護派で一致しており、これも人生経験云々と理由をつけて、通報はしない。やがてジョンも夕食後の祈り、さらには夕食にも参加するようになる。ジョンは、自分がアイルランドから一文無しでやってきて、兵士となったことを語り、マーサからは、彼女にもかつて恋人がいたことを聞き出す。
ジョンの脚がだいぶ回復すると、マーサは彼が速やかに出て行くように予告する。このままでは居場所が無くなると危ぶんだジョンは、エドウィナに愛を打ち明け、駆け落ちを提案。彼女は、自分に父なら彼を助けてくれる、一緒に行こうと約束し、口づけを交わす。夜になって、廊下の物音に気づいたエドウィナが年頃の少女マリシアの部屋を覗くと、ジョンが夜這いしている。慌ててエドウィナに弁解しようとするジョンだが、彼女に階段から突き落される。騒動に駆け付けたマーサは、ジョンの脚が砕けていることを確認し、解剖学の本を見ながら片足の切断を敢行。目が覚めて、脚がないことに気づいたジョンは、マーサの判断を責め、粗暴な言葉を浴びせかける。アリシアやジェーンは脅され、男の本性に怯える。女たちが身を寄せ合いながら、恐怖に耐えるなか、エドウィナはマーサを突きのけ、ジョンの部屋に入って内からドアを封鎖すると、ジョンの体を求め、男を知る。その頃、マーサは森に詳しい少女エイミーに、毒キノコの調達を指示。その日の夕食で、ジョンが好物だというキノコをさりげなく差し出し、何も知らないエドウィナがそれを食べようとするのをたくみに阻止し、ジョンだけが苦しんで死ぬ。女たちは黙々と遺体を処理し、門の前に寝かせる。