トランスマスター

ロスト・バケーションのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)
4.0
#163  カルロス!
「ムーチョ グラシアス!」

医大生のテキサスブロンコのサーファー女子が、メキシコのローカルしか知らないシークレットポイントでサーフトリップに挑戦。ヒッチハイクで片言のスペイン語でコミュニケーションをとりながら到着したビーチは、きれいなグーフィーの波が立つリーフブレイクポイント。ビーチには2人のローカルがメイク中。その後逃げるイルカ→シロナガスクジラの死体→ホオジロサメの登場により始まるサメVSサーファーのサバイバル劇場です。

◆良い点/注目ポイント
・シャークアタックはもとよりクラゲ・サンゴ・鉄のカドなどリアルに痛い映像が襲ってきます。グロ耐性のある人でも、その痛々しさは、回避できません。
・前半パートのサーフ映像は、水中や波の裏側からもサーファーの姿が見えたり波面に食い込んだレールや主人公のドルフィンスルーなど【GoPro】ならではの映像美です。
・『キャスト・アウェイ』や『127時間』のような一人芝居劇場ですが、ビキニ×ラッシュガードの美女なので目の保養により視力が上がります。(あくまで個人の感想です。)
・主人公のクロールがボディーサーフィンのパドリングのように肩を左右に揺らさないところもリアルな描写でした。
・日焼け防止のために着ていたラッシュガードを脱いだら・・・・・
『オレンジ色のビキニのブラ』!
これは『JAWS』や【マリんちゃん】の黄金スタイルです。

◆改善点
・医大生なので自分で応急処置できるというところが、凝った設定で良いのですが、海に入る前にピアスは外しているはず。

◆総括
・ホオジロサメは、オーストラリア付近にしか出現しないと油断していました。またハワイ/カリフォルニア/フロリダだけでなく、テキサスにもサーフポイントがあることを初めて知りました。
サメ映画としてではなくサーフトリップ映画として楽しめました。

-2019年164本目-