ハーバード大学の優等生モンティ（ブレンダン・フレイザー）とホームレスのサイモン（ジョー・ペシ）があるきっかけで関わる事になり、初めはウザいホームレスを見下した態度のモンティが次第に変化していくストーリー。
モンティは卒業論文の準備で忙しくしているが、教授に言われるままに書き進める事に何ら疑問を感じていない。社会の厳しさも知らぬまま、頭だけで考えた論文で優秀賞を取る事に躍起になっている。そこに関わって来たホームレスのサイモン。
ジョー・ペシがちょっと図々しいけど憎めないし、ブレンダン・フレイザーも世間知らずで色白お坊ちゃまなんだけど、交流する事で、お互いに父、息子と関わってこなかった事が分かり、それぞれ大切な存在となっていく。
人間関係って時間じゃなくて濃さなんだなぁとつくづく思った。
サイモンの大学でのスピーチが良かった。
友人達も基本的に陽のエネルギーが出ていた。友人の1人がパトリック・デンプシー。モイラ・ケリーも瑞々しい。
大学卒業間近な所とか、友人数人で部屋をシェアしている所とか、「リアリティ・バイツ」と似ているけど、こちらの方が好み。
