ふわ

空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯のふわのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ただ悲しい才能のある若者が理不尽に死ぬ話

宗教の自由 言論の自由 思想の自由 必要性を実感


途中まではどちらかと宋くんが、
思想の強すぎる?という危険性ばかり描かれてる

タクシー運転手やマルモイのように、その思想こそがこの時代に重要だという観点は途中まであんまりない…

最後のほうで、立教大学で目の敵にされ、
京都に編入せざるをえない状態になり、
宋くんのチームに加入させてほしい、というが
この主人公の意識の移り変わりがどれくらいリアルにわかるか? どれくらい尊厳とつながってるか はっきりとは描かれない



ある意味日本の戦争映画に近い構図だなと思った 【ただただ何も悪くない若者が時代に振り回されて理不尽に死んでいく】という点で…
この人自体が偉人だし自伝映画だから事実として本当にそうだったんだろうけど、
わたし的にはマルモイやミスターサンシャインや京城クリーチャーのように、韓国の中にも親日派もいて、「思想強くない?」と疑ってた主人公が「なぜみんなが思想強く?なったか」を知っていくみたいな構造の方が好み 

まあでも本作でも
最初はいとこの兄に対して、主人公は思想が強いな と思う側だったけど、
大学で目の敵にされ、京都に行かざるえないところまできて
義烈団に入りたい(=思想が強い側の思考回路追体験)というところが描かれててよかった


ーーーこのセリフはすきーー
なぜいつも物事を自分たちの有利なように進めるんだ

それは劣等感だろ

卑劣な欲望を隠し続ける

自信がないから名分と手続きにこだわるんだろ

この刑務所に国際法にのっとって連れてこられたやつはいない

西洋式をまねているだけ
ふわ

ふわ