空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯の作品情報・感想・評価・動画配信

空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯2015年製作の映画)

동주/東柱/DONGJU;The Portrait of A Poet

上映日:2017年07月22日

製作国:

上映時間:110分

3.9

あらすじ

「空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯」に投稿された感想・評価

雪

雪の感想・評価

5.0
"저는 서명하지 않겠습니다
당신 말을 들으니까 정말로 부끄로운 생각이 들어서 못하겠습니다
이런 세상에 태어나서 시를 쓰기를 바라고 시인이 되기를 원했던게 너무 부끄럽고
앞장서지 못하고 그림자처럼 따라다니기만 한게 부끄러워서 서명 못하겠습니다"

名前も言葉も夢も奪われた暗闇の時代
エンディング、頭を上げることができなかった...

日本人としてもっと深く知るべき歴史だと思った。
かのん

かのんの感想・評価

4.0
詩を書くことが好きな尹東柱(カンハヌル)は、中学卒業後、従兄弟である宋夢奎(パクジョンミン)と共にソウルの延禧専門学校に進学。東柱はいつしか詩人になる夢を抱く。卒業後2人は日本に留学するが、独立運動を主導したという理由で夢奎が逮捕、東柱も捕らわれてしまう。

ーーーーーーーーーー

韓国の国民的詩人、尹東柱 / ユンドンジュの半生を描いた作品。作中は、彼の紡ぐ美しい詩と当時を思い起こさせるモノクロな映像で展開していく。

尹東柱は治安維持法で逮捕され、27歳の若さで獄死した。真面目で勤勉な、詩を書くことが好きな青年だった。こんな時代でなければ、情勢でなければ母国で自由に豊かな感性で詩を書くことができただろうに、創氏改名し日本の大学で母語を書くことを許されなかった。勉強不足もあり、どことなく自分ごととして入ってこないことが悔しくて申し訳なくなる。こんな時代でこれだけ純粋で綺麗な詩を書く彼が、あんな時代じゃなかったらどれほど素晴らしい詩を紡ぐことができたのだろうか。

カンハヌルはこういう繊細で儚げな役がとても似合う。いくつか出演作品を観ているものの、まだまだあるので他の役柄も観ていきたい。パクジョンミンの演じる宋夢奎もとても良くて、自分の成し遂げたいことに東柱を巻き込みたくないこと、彼には純粋で美しい詩を生み出してほしいという想いが伝わってきた。

時代背景について知らないことも多々あったので、それがわかればさらに思考も深まると思うし、何より作中に出てきた詩をもっと読みたいと思ったので、書籍「生命の詩人・尹東柱 『空と風と星と詩』誕生の秘蹟」を読み始めた。読後、また改めて観たい映画。原語で「空と風と星と詩」も読んでみたい。
戦争に翻弄される詩人のヒューマンドラマ。

カン・ハヌルとパク・ジョンミンをキャストした人、素晴らしいな。
全編モノクロでも、それを感じさせないパワーと迫力がある。むしろモノクロが辛い時代背景と静かさと美しさを引き立てている。
カン・ハヌルくん、文学青年がとてもよく似合う。


『金子文子と朴烈』が“動”ならばこちらは“静”

ぜひ合わせて鑑賞をおすすめ。
時代の動きや背景がよりわかる。
ヒロインは2作ともチェ・ヒソ。
金子文子は癖が強いけど、こちらは抑えた演技で日本語も綺麗。
mh

mhの感想・評価

-
韓国では知らぬひとはない国民的詩人の話。
二十七歳という若さでなくなった治安維持法の犠牲者。
全編白黒で画面がきれい。
同人誌作ったり、出自やひとの出会いに恵まれたり、日本に渡ったりで、内容も面白いのに、終盤になって怪しくなってくる。
・アウシュビッツの名前を出して、民族浄化するぞ脅かしてくる日本の憲兵。
・韓国光復軍の動向を完全に把握。
・1943年の時点でソ連参戦を予見。
このあたりはどう考えてもウソで悲しい。
やってもないけど、やりたかったことだから認めてやるといっていとこが署名するのは事実なのかジャスティス補正なのかよくわからない。
原因不明の獄死を巡っては諸説あるとのこと。なんの伏線もなく、人体実験の犠牲になった説が突然ぶっこまれるので、見てるこちらはひどいと思う前にめんくらってしまった。
クライマックスに詩の朗読をかぶせてくるチャレンジは好きだけど、これはいまいちはまってない印象だった。
どっかのタイミングでカラーになるんだろうと思ってたのにならなかった。そのかわりエンドロールに添えられた思い出映像がセピア色で、それはあまり効果的ではないような気がする。
作中で引用される詩は、素朴でわかりやすくて、日本でいえば宮沢賢治のよう。イデオロギーとは無縁の作風とのことで、そういったひとが民族主義教育のシンボルになってしまったのは皮肉なことだね。
岩波から詩集も出てるな。買ってみるか。
cielo

cieloの感想・評価

4.3
純粋に文学を愛しているはずなのに
時代のせいでそれを道具として考える者とそうでない者となってしまった。

たらればを言っても仕方ないけど、
時代が違えば、きっと素晴らしい作品を残しただろう二人。

色々頭を巡って軽々に語れない。

演技とか置いといて、
ただただ平和を希うだけ。

『恥を知ってることは恥ではない
恥を知らない人間こそ恥なのだ』
カン

カンの感想・評価

-
日本てアカン国やな〜
今も昔も
言葉や名前は大切

チェヒソさん、やはり日本語完璧だな
Rie

Rieの感想・評価

3.7
戦時中の九州大学医学部であった生体解剖実験なんて歴史で習いもしなかった、本当にびっくりしたし、改めて反省しなきゃいけないし学ばないといけないなと思いました。尹東柱の詩集も読んでみようと思います。
キカ

キカの感想・評価

5.0
"저는 서명하지 않겠습니다
당신 말을 들으니까 정말로 부끄로운 생각이 들어서 못하겠습니다
이런 세상에 태어나서 시를 쓰기를 바라고 시인이 되기를 원했던게 너무 부끄럽고
앞장서지 못하고 그림자처럼 따라다니기만 한게 부끄러워서 서명 못하겠습니다"

名前も言葉も夢も奪われた暗闇の時代
エンディング、頭を上げることができなかった...
PARPAR8266

PARPAR8266の感想・評価

3.8
良い!良いんだけど、期待値高すぎた。
勝手に絶対“当たり“だと思って、鑑賞を後回しにしたのも反省点。
ハズレではないけど、もうひと越え欲しかったなぁ、という気持ち。
無駄もないし、実力ある役者たちで凄い演技だった。
モノクロであることを忘れるくらい一つ一つ鮮明だった。

特に、終盤の2人はめっちゃくちゃ良かったです!
Jiyong

Jiyongの感想・評価

4.0
めちゃくちゃ好き。

ドンジュの思想を描きすぎないところ、日本そのものと大日本帝国陸軍を乖離して描くところ、その恐ろしさをストレートに描かないところ、そのバランスがとても良かった。
監督は、変に韓国に対しても日本に対してもフィルターを持っておらず、人間の個々、最小単位の幸せに目を向けているんだと思う。
東京の大学(立教)でのシーンでは特にそれが見受けられた。
「軍人にあらずんば人にあらず」と知識人が虐げられてきた事実も、韓国人が描く。

全編モノクロだが、故に時に眩しいほどに鮮やかに見えたり、曖昧に見えたり、たまには現代映画のモノクロも良いなあと思った。

尹東柱の詩は、根本にあるキリスト教思想故か、宮沢賢治と似たような雰囲気を感じる。独特の温度の低さを持ちながらも温かみのある詩は、単にあの時代に朝鮮語で詩を書き続けた詩人として評価されるべきものではない。彼は詩人として才覚のある人物である。
だからこそ(彼の命が他の人間より重いと言いたいわけではなく)尹東柱を27歳で獄死させた、腐り切った民族支配の思想、全体主義思想は許されないものだ。

ぜひ日本人にも見てほしい映画。

ジョンミンの日本語めちゃくちゃ良かったな。
発音は可愛らしいんだけど、言葉の意味一つ一つを噛み砕いて消化して喋っている感じがして良かった。ハヌルも勿論、可愛かった。 笑
>|

あなたにおすすめの記事