NaomiOe

空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯のNaomiOeのレビュー・感想・評価

3.1
シネマート新宿
明日で上映終了なので、間に合った。
日本では公開されないと思ってずっと観たいと思い続けて今日、光復節の翌々日とは感慨深い。
人は生活者であり、思想家であり、活動家であり、詩人であり、画家であり、信者であり、善人であり、悪人であり、強者であり、弱者であり…
何者であろうと、誰にも侵されない自身を保つことを貫いた若者達。
このような残虐な抑圧が世界のどこでも二度とないことを願うが、怪しげな空気が漂う今、多くの人々に観ていただきたい映画だ。
「恥を知るために日本へ留学しなさい。恥を知らない方が恥だ」と尊敬する詩人に促された時の東柱の戸惑いと決意の表情が忘れられない。
鑑賞の余韻をゆっくりと味わいながら詩集を開こう。
NaomiOe

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