電気羊

獣道の電気羊のレビュー・感想・評価

獣道(2017年製作の映画)
3.9
主役の伊藤沙莉ちゃんが風俗嬢やAV女優を演じていて、これがなかなかにエロい濡れ場で驚いた。
ちょうど「ミステリと言う勿れ」も上映されていて、沙莉ちゃんは固い女刑事役を演じているのだが、それとのギャップ萌えで観られた。

新興宗教狂いの母親からネグレクトされた少女は、宗教施設に引き取られる。
教祖が逮捕されたことに伴い、施設から救護され高校へと転校してきた沙莉ちゃんは、学校生活を経験したことがないので不思議チャンな言動をとり、クラスメイトから引かれるが、一人の同級生の男子に好意を持たれる。

その後、クラスに馴染めず学校に来なくなった沙莉ちゃんはチンピラの男に拾われ根無し草のような生活を送っていたところ、男子生徒が見掛けちょくちょく沙莉ちゃんが住んでいるチンピラのたまり場に遊びに行くようになる。
男子生徒に気がある同級生の女子は、男子生徒を探しにチンピラのたまり場に行き、そこで沙莉ちゃんと知り合いになる。

その後、沙莉ちゃんはチンピラ同士のいざこざから土に埋められそうになったところを脱出し、当てもなく道を彷徨っていた時に同級生を探しに来ていた女子生徒の家族に拾われる。

家族は沙莉ちゃんのことが気に入り、娘同様に育てることにするが、沙莉ちゃんは未成年にも拘らずキャバ嬢としてアルバイトをしていたことに父親が腹を立て沙莉ちゃんを家から追い出す。

またしても行き場を失った沙莉ちゃんは、風俗嬢として母親の元へと戻るが、心配した男子生徒から一緒に東京へ行こうと持ち掛けられる。だが、沙莉ちゃんは再び居場所がなくなることを恐れそれを拒否する。
しかし、思い直し単身上京し有名AV嬢として成功するのだが。

AVイベントのサイン会に尋ねてきた男子生徒は、当時のことを謝罪するが沙莉ちゃんは快く和解するのであった。

俺はAV女優は立派な職業だと思うし、今やアイドルと言っても過言ではない。映画のセリフでも出てくるが、AV女優に救われた男は多いと思うな。
電気羊

電気羊