竹犬

ブレードランナー 2049の竹犬のレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
3.0
名作の名高いブレードランナーの続編。
1982年公開だから35年ぶり?

人とはなにか?レプリカントとの違いはなんなのか?を問いかけるお話で捜査官Kを演じるゴズリングが素晴らしい。
多くを語らないゴズリングの目線や薄い表情に込められた感情の動き。ともすれば見逃してしまいそうになるけども、一つ一つ読み取っていくのが楽しい。
自分は特別な存在なのではないか?Kに限らずどんな人にもあるであろう疑問。果たして彼は特別なのか?有象無造作なのか?

Kとジョイが同期したマリエッティとのセックスシーン、映像であるジョイはKに触れることは出来ないが憑依したらお互いに触れる事が出来るのだ。お互いに求め合う二人!
さぁ綺麗な体を見せて!って朝チュンかよ!!!!!おっぱいも絡みもなしかよ!不満!


とまぁ概ね楽しめたが、長い!
もうちょっとテンポよくいけるやろ〜なんて思うところもあるんだけど必要なんだろうな?サクサクいくと雰囲気台無しになりそう。

前作の雰囲気そのままの世界観を現在の技術で素晴らしく美しい漢字の入り混じったサイバーパンクな描写。
なんだけど前作は革新的な街の様子も似たような世界観の作品が多い昨今では手垢のついた感が否めない。
今更世界観は変えて新しい事を盛り込む事も出来ないし難しいところやね。

ラストもえ?これで終わり?なんも解決してないやん。と消化不良だったけど人とレプリカントとの違いは?という壮大な話の一部だから答えが出るわけないんだけど、うーんその終わり方?みたいな感じで物足りなかった。

メジャー作だけどこれは一般受けしないな。どおりであまり話題になってないわけだ。
竹犬

竹犬